アンケートが仕様で無いらしいのでココに書き遺しておこう。
ちなみに関係者は読んでも読まなくてもいいと思うよ。
だってアンケート要らないっていうんだから。
それはそうと、アンケートなり何なりを書き残しておきたい時ほど用意されてない
っていう観劇あるある。
その統計は自分の中でなんとなく腑に落ちてたりしてます。

さて。
舞台なんてモノはナマモノで、食い合わせがイイとか悪いとか食材がアレだとかコレだとか
味の好き嫌いが結構はっきり出ちゃいますよね。
演劇はじめこの手のモノは個人個人のツボが百人いたら百通り以上当然違うから
もちろんこの感想が、その作品のすべてじゃないのは当然で。
という前置きをキチンと前に置いて、とある芝居を観たのですよ。

コメディーな芝居、だったはずです。ドタバタしてたし、ネタが満載でしたし。
題材はある種扱いの難しいタブーがベースの現代ファンタジー。
そこに間の悪いギャグとセンスの無いギャグとガチャガチャな情報と意味の無いノイズなど
それら全てが流れの要所要所に無惨にも散りばめられバラつきのある距離感と
モヤモヤっとした空気感の、言っちゃえば間延びした退屈な長尺コント。
残念ながらすべてがお寒く、頑張ってる役者たちが頑張ってる分余計に痛々しく。

これ本気で面白いって思ってるんなら演出のセンスにゾッとして震えちゃう級。
現に観ながら震えてまして。
しかも再演というのだからそりゃ震えは止まらんです。

幕の開いたその瞬間に観客を引き込んで上演時間いっぱい同じ時間を共有させる
観客の意識をマルッと集中させるっていう行為が個々の役者の熱量頼りな感じだから集中できない。

途切れ途切れの集中力そこに無駄な情報を過剰に乗せれば積載は当然オーバーで
処理時間は遅くなり、さらに集中できないというスパイラル。
とにかくノイズが多過ぎ、一番のノイズを出してた役者が聞けば作演出だって聞いて苦笑い。

まあ、冒頭にも書き置きしましたが、演劇はじめこの手のモノは個々の観方が違うから
もちろんこの感想が、その作品のすべてじゃないのは当然(二度目)。
そこそこ入ってたようだし、上演中に笑い声もチラチラ聞こえてたし
このテンポ、リズムが好きな人もいるだろうし、ファンもいらっしゃると思うし。
ましてや演劇批評家でも評論家でも90分超えの本編を書いたことも作演出したこともない
単なる通りすがりの一観客の素直な感想だから、今後の活動に大した影響ありゃしないんだから


気にせず頑張って下さい。